2019年6月12日号
豪ドル/円
先週の概況
米国金利引き下げの思惑で豪ドル反発
豪準備銀行は6月4日、政策金利を1.50%から1.25%に引き下げることを予想通り決定しました。将来的にさらなる金利引き下げの可能性はあるものの、米国も年内に金利引き下げの可能性が高まったことから、豪ドル売りは一服。豪ドル・円は75円近辺から一時75円90銭近辺まで反発しました。
今週の見通し
日・米・中の株価動向に注目
貿易問題などを巡って米国と中国の対立はしばらく続く可能性があることから、投資家の豪ドル買い・円売りはやや弱まる可能性があります。日本、米国、中国の株式市場の動向にも注意が必要であり、不安定な状態が続いた場合、先週と異なり、豪ドル売り・円買いがやや強まる可能性があります。
豪ドル・円の想定レンジ:74.00円-77.00円
執筆者:フィスコアナリスト 小瀬正毅
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