2019年7月3日号

豪ドル/円

先週の概況

米中首脳会談への期待で豪ドル反発

先週の豪ドル・円は75円台に反発しました。オーストラリア準備銀行のロウ総裁は6月24日、「追加の金融緩和が実現できる効果には限界がある」と述べたことから、金利低下の思惑は後退し、豪ドル買いが優勢となりました。

今週の見通し

利下げの可能性は五分五分

今週の豪ドル・円は主に75円台で取引されることになりそうです。オーストラリア準備銀行(中央銀行)は7月3日に政策金利を発表しますが、1.00%への利下げ予想と1.25%に据え置き予想に分かれています。そのため、金利据え置きが決まった場合、豪ドル買いが強まる可能性がありそうです。

豪ドル・円の想定レンジ:74.00円-76.00円

テクニカル分析

74円近辺が当面の下値目途に

74円近辺まで下げた後に下ヒゲがやや長くなる日が続いており、75円台を回復しました。74円が当面の下値目途になり、短期的に豪ドルは75円台で推移し、やや底堅い動きが続く可能性があります。

執筆者:フィスコアナリスト 雲宮祥士

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