2019年8月7日号

豪ドル/円

先週の概況

米中貿易摩擦の長期化を警戒して豪ドル売り強まる

先週の豪ドル・円は軟調に推移しました。7月30日-31日に行なわれた米中貿易協議は特に進展なく終わりましたが、トランプ米大統領は8月1日、「9月1日より、残り3000億ドル中国製品に10%の追加関税を発動する」と述べたことから、リスク回避の豪ドル売り・円買いが活発となりました。

今週の見通し

豪準備銀行理事会に注目

今週の豪ドル・円は弱含みとなる可能性があります。8月6日に開かれる豪準備銀行(中央銀行)の理事会は要注目のイベントです。現在1.00%の政策金利は据え置きとなる見込みですが、声明やロウ総裁の会見で追加利下げの必要性が指摘された場合、豪ドル売りが優勢となる可能性があります。

豪ドル・円の想定レンジ:72.00円-74.00円

テクニカル分析

74円が当面の上値目途に

8月1日にやや長い上ヒゲを残して豪ドル・円は急落しました。下値目途とされていた74円を明確に下回ったことから、当面はこの水準が上値目途になりそうです。短期的には73円を挟んだ水準で取引される可能性があります。

執筆者:フィスコアナリスト 小瀬正毅

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