2019年9月18日号

豪ドル/円

先週の概況

米中貿易協議進展への期待で74円台に上昇

先週の豪ドル・円は8月1日以来となる74円台に上昇しました。中国は9月11日、米国製品の一部を追加関税適用から除外すると発表しましたが、これに対してトランプ米大統領は2500億ドル相当の中国製品に対する関税引き上げ開始を10月15日に延期すると表明しました。市場関係者の間で米中貿易協議進展への期待が広がり、豪ドル買い・円売りが活発となりました。

今週の見通し

豪中銀議事要旨に注目

オーストラリア準備銀行(中央銀行)が9月17日に公表する9月理事会の議事要旨が注目されそうです。9月の理事会では政策金利の据え置きが決定されましたが、追加利下げについて前向きな意見が出ていなかったことが議事要旨で確認された場合、豪ドル買いがやや強まる可能性があります。

豪ドル・円の想定レンジ:73.00円-76.00円

テクニカル分析

76円を目指す流れに

70円以下に長い下ヒゲが残されており(8月26日)、9月4日に25日移動平均を上回りました。新たな豪ドル売り材料が出ない場合、76円を目指す流れが続くと予想されます。

執筆者:フィスコアナリスト 小瀬正毅

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