2019年11月6日号

ドル/円

先週の概況

米中通商協議の停滞を警戒してドル弱含み

先週のドル・円は弱含みとなりました。10月30日にアメリカの利下げが発表されました。金利は当面据え置きとなる可能性が高いことから、ドル・円は一時109円台に上昇しました。しかしながら、アメリカと中国の通商協議は停滞する可能性があるとの見方が広がり、ドル・円は週末前に108円を下回りました。

今週の見通し

米中通商協議の行方に注目

今週のドル・円は、主に108円を挟んだ水準で推移する可能性があります。米国と中国の通商協議の行方が注目されていますが、協議が実際に停滞した場合、ドル安・円高に振れる可能性があります。ただし、アメリカの金利低下は一服しており、新たなドル売り材料が提供されない場合、ドル安・円高の進行は107円台で一服する可能性もあります。

ドル・円の想定レンジ:107.00円-109.00円

テクニカル分析

107円近辺が下値目途に

ドル・円は25日移動平均をやや下回る水準で推移していますが、107円以下にやや長い下ひげが残されていることが意識されそうです。短期的には107円近辺が下値目途となる可能性があります。

執筆者:フィスコアナリスト 小瀬正毅

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