2020年3月25日号

ドル/円

先週の概況

資金需要増大でドル・円は109円台に上昇

先週のドル・円は109円台に上昇し、堅調に推移しました。アメリカの中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)は3月15日に臨時の会合を開催し、政策金利を1ポイント引き下げ、0.00%-0.25%とすることを決定しました。利下げはドル資金需要の急増などに対応したものですが、利下げ後もドルの資金需要は強く、長期金利は大幅に上昇したことから、ドル買い・円売りの取引が拡大しました。

今週の見通し

ドル選好の状況は変わらず

今週のドル・円は底堅い値動きが続くと予想されます。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による市場の混迷は続いていますが、ドル資金の需要は特に減少していないことから、ドルが相対的に選好される状況は変わらず、ドル・円は主に109円を挟んだ水準で推移すると予想されます。

・ドル・円の想定レンジ:107.00円-110.00円

テクニカル分析

108円を挟んだ水準で推移か

ドルの資金需要は増えており、長期金利は上昇していることから、ドルは底堅い動きが続く可能性があります。足元では25日移動平均を上回る水準で推移しており、新たなドル売り材料が提供されない場合、ドル・円は主に108円を挟んだ水準で取引される可能性があります。

執筆者:フィスコアナリスト 小瀬正毅

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