2024年2月21日号
ドル/円
テクニカル分析
ドル高円安の流れはしばらく続く可能性
ドル・円の日足ローソク足では、2月2日、2月8日、2月13日に実体部分が長い大陽線が出現しておりドル高円安の流れが続いています。25日移動平均が上昇していることもドル高継続の可能性があることを示唆しています。現在のドル高円安の起点となった2月1日の安値145円90銭近辺が維持されている限り、ドル高円安の基調が失われる可能性は低いと判断します。当面の下値目途は2月16日時点で25日移動平均が位置する148円33銭近辺と2月1日の安値145円90銭近辺の2点が想定されます。一方、当面の上値目途は2月13日につけた150円89銭と心理的な節目である151円近辺の2点が想定されます。なお、何らかの要因で2月1日の安値を下回った場合、25日移動平均の直近安値(1月11日の143円43銭近辺)までドル安円高が進行する可能性があります。日本銀行は次回開催の金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除する可能性があるものの、緩和的な金融環境を長期間維持する方針を固めています。一方、米国の早期利下げ観測は後退しており、現時点で日米金利差が急速に縮小する可能性は低いため、ドル高円安の流れは今後も続くことが予想されます。
ドル・円の想定レンジ:145.90円-151.00円
先週の概況
アメリカのインフレ率高止まりで150円台後半までドル高進行
先週のドル・円は強含みとなりました。週初2月12日に149円を下回ったものの、2月13日に発表されたアメリカの1月消費者物価コア指数は市場予想を上回ったことからドル買い・円売りが活発となり、一時150円89銭を記録しました。一時149円台半ばまでドルは下げたものの、15日発表された日本の10-12月期国内総生産(GDP)は予想に反してマイナス成長を記録したことから、リスク選好的なドル買い・円売りが再び強まり、週末前は150円を挟んだ水準で推移しました。
今週の見通し
ドルは底堅い動きか、円買い介入実施の可能性低い
今週のドル・円は底堅い値動きとなる可能性があります。日本政府は過度な円安を抑制する姿勢を強めていますが、具体的な理由もなくドル高円安が急速に進行する場合を除くと1ドル=150円台で円買い・ドル売りの為替介入が実施される可能性は低いとみられています。3月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で政策金利の据え置きが確実視され、現時点で利下げ開始は5月以降になるとの見方が増えていることから、リスク回避的なドル売り・円買いがただちに強まる可能性は低いと予想されます。短期的には主に150円を挟んだ水準での取引が主体となりそうです。
執筆者:フィスコアナリスト 小瀬正毅
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